タイトル通りです
好きな小説聞かれた時に大抵あげる伊坂幸太郎の「マリアビートル」が映画化されたと聞いて見に行ったよ
『ブレット・トレイン』
原作とは結構雰囲気違って、かなり洋画アクション!テイストになってたけど私は結構好きです
もはやマリアビートルとは別物だったけどこれはこれで良かった
映画から入った人にはぜひ原作も、原作を知っている人にはぜひ映画も見に行って欲しいですね
映画いつまで上映してるかは知らん…
あらすじとしては、ブラッド・ピット演じる運が悪くて気弱な「レディバグ」(原作だと「天道虫」)が新幹線の中からブリーフケースを回収する仕事をするんだけど新幹線には他にも色んな思惑を持った人がいて…みたいな感じ
屋上から息子を突き落とされてその犯人を探しに来た「キムラ」(原作では「木村」)とか、2人組の暗殺者「タンジェリン」と「レモン」(原作では「蜜柑」と「檸檬」)とかが乗ってる
絶対同じ新幹線に乗りたくないです
登場人物は多いかもだけど映画だと分かりやすくまとめてあるので大丈夫‼️
映画の世界観は海外から見た日本が詰め詰めで面白かった、変なゆるキャラとかネオンシティとか
映画オリジナルの部分もあったけどそれはそれで良い!全肯定オタク
好きな映画にも入るなこれは
おすすめです、是非
こっからネタバレありの話をします
各キャラクターに関して
原作最後に読んだのかなり前だから原作知識はうろ覚えを含む
「レディバグ」(天道虫)
ブラッド・ピットは私は映画「セブン」のイメージが強いんだけど、ガタイと顔がいいなよっとした殺し屋役のブラピよかった
バケットハットいいですね
途中のウルフの結婚式潜入モードの格好が刺さりました
原作だと相手の首を瞬時に折るのが得意だったけどそれは映画は無かったね
「プリンス」(王子)
お前だけは許さねえ
原作だと顔の整った中学生男子。読む度に怒り心頭になるクソガキ
映画だと女の子でびっくりした、君が王子!?
原作で子供のか弱さを武器にしてるのを映画では女のか弱さにしたんだね
映画でもイラつくことにはイラつくけど原作の方が腹立つ、なんでだろうね
「タンジェリン」(蜜柑)
後述するけど私は蜜柑と檸檬が大好きなんだ…!!!
原作蜜柑は本好きだけど映画は特になく
ベストありがとうございます!!!!
バリかっこいい、途中の煙草吸いながらホームに出てくとこカッコよすぎる
戦いで髪や洋服が乱れていくのも良
「レモン」(檸檬)
映画化〜って話しでた時にビジュアル見ていちばんびっくりした
けどトーマス好き健在で良かったし、お茶目さも出ててよかった
「キムラ」(木村)
ほどよいくたびれたおじさん、割とイメージ通り
「エルダー」(長老)
オタクが好きな杖が剣の強かったおじいさんじゃん!!!!
原作だと後半に確か奥さんと一緒に乗車する
ネオンで2つ名出る時の 長老 文字としてカッコよすぎる
話の流れに関して
原作だと蜜柑も檸檬も死ぬし、木村と天道虫と王子だけが残って渉(木村の息子)の安否が分からずそこにハラハラする感じだったはず
原作もっと王子が痛い目見てほしい…と思ってたら映画で爆速でトラックにひかれてちょっと笑っちゃった、そんな雑な退場ある?!
映画見たのもこれ書いてる3・4週間前とかだからもはや全ての記憶が薄れ始めているが、一番映画オリジナルで驚愕したのは檸檬が生きていること!!!!!!!!!!、
蜜柑と檸檬の話はまとめて後述します…………
後半の爆速電車が京都の町に突っ込むのも全て映画オリジナル
京都が……….!!!!!大破壊
プリンスがホワイトデスの娘なんだね、もはやこの辺のシーンの記憶が非常に薄いごめん
もういいですか?蜜柑と檸檬の話して
蜜柑と檸檬
うわー!!!!!!!!!!、、、、、、
中学生のときに原作読んで蜜柑と檸檬刺さりすぎて友達におすすめしまくった気がする
実際それで読んでくれてありがとう^^
ルパン三世で育ってるから私は相棒に弱い
義兄弟2人組殺し屋、良すぎる
映画だとガチ兄弟なのかな、原作兄弟じゃなくなかった?
原作でも映画でもそうなんだけど、蜜柑が檸檬がトーマスの話するの聞き流してる風なのにディーゼルのシールに気づくところがめちゃくちゃ良い
ここ、映画でちゃんと再現されてて本当に良かった心でガッツポーズした
映画だと、公式Twitterが貼ってるGIFのシーン基本的に好き
そして何より檸檬が!生きている!!!!
原作だと悪いことに天道虫の睡眠薬で眠気に襲われクソガキ王子にやられて終わりです…………………本当に最悪
檸檬が生きている映画オリジナルによって、タンジェリンがレモンの死体(生きてるけど)を見るシーンとレモンがタンジェリンの死体を見るシーン両方がありこれは蜜柑と檸檬のオタクが作った展開なのか…??!と震えた
レモン………………………これから1人で仕事していくんか?しんどすぎる
原作の檸檬死ぬところを見返したんだけど、ギリギリなのに「蜜柑に伝えてくれ」が良すぎるし王子お前〜!!!!この………!!!!この野郎!
原作の蜜柑が檸檬見つけたところ、十行ぐらいの描写なのに動揺とどうしようも無い絶望が伝わってくるの文章が上手すぎるしこれだけで泣ける
蜜柑の心理描写の後の
小説の文章が頭に響く。「われらは滅びゆく、おのおの一人にて」
共有した時間がいくらあろうと、消える時はそれぞれ、一人ずつだ。
で章が変わるのつらすぎる
ていうか今原作見返してたら檸檬が死んだ後に、蜜柑が檸檬のジャケットから本を見つけるのあって完全に忘れてて泣きそうになった
「頑張って、ここまで読んだみたいだな」と淡々と言った。「あいつも俺も負けず嫌いで」と呟き、さらに小さい声を出す。「素直じゃなかったわけだ」
は…………………………………もう言語化できない
キモオタクたので付箋を貼りまくってる原作見返してたんだけど、檸檬が蜜柑に「お前は本当は〜(トーマスのキャラ)だよ」って言うシーンなかった?映画あったよね?映画オリジナルだっけあれ???
あれ良すぎるんだけどこれで映画にもなかったらどうしよう、幻覚?
原作の蜜柑が怒り出す兆しで小説や映画の引用を口にし始めるのめちゃくちゃいい!し、それが始まったらあぶねってちょっと控える檸檬もいい
原作の蜜柑檸檬、こういう会話の温度感がいい
「でも、誰も通らなかったぜ」
「おまえのまばたきが長かったんじゃないのか」
「俺は小学校の時、全校児童による、『まばたきしないで頑張ろう大会』で優勝してるんだよ」
「おまえと同じ小学校じゃなくて良かった。で、本当に誰も通らなかったのか?一人もか?」
待って原作の檸檬のこのセリフ良すぎる
「蜜柑は裏切らない。俺とあいつの間に信頼感があるってわけじゃねえぞ。ただ、あいつはいつも、冷静だ。俺を騙しても面倒なだけだってことはよく知っている 」
もうこれだけでいい、印刷して壁に貼ろう
もう蜜柑と檸檬引用botになってきたし、原作を見ながら書き始めたらここまでで1時間経過したのでそろそろ終わります
ここまで読んだ猛者ありがとう!
映画を見たあなたは小説も是非読んでみよう!
小説を既に読んでて映画を見たあなたは小説を読み直そう!
私も読み直したい!