薄く伸ばしたシアン

本とかその他

さよなら8月!

夏が終わりました!まだ暑いけど!

毎月そうなんだけど、(読み終わってすぐこれ軽く書いて)月の最後あげる前に仕上げる時一番最初の本読んだのめちゃくちゃ昔に感じて一ヶ月の長さを思い知る

 

ということで今月です!

今月は後半が少し忙しかったので、そこの予定に向けてキリよくなんの本も読み掛けではない状態に持ち込みたかったのでセーブ気味でしたね〜

 

 

 

 

百器徒然袋──風/京極夏彦

榎木津礼二郎スピンオフその2

さいこ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

読んでてめっちゃ楽しかった

 

五徳猫

ほぼ生き別れていたお母さんに会いに行ったのに、どちら様でしょうか?娘はもういます!と言われてしまった、きっと化け猫がお母さんに成り代わっているんだわ!

という話

榎木津礼二郎はにゃんこが好き、かわいいおじさん…

 

雲外鏡

榎木津礼二郎を嵌めようと動いてる人々がおる………

「嵌める?誰を?」が最強感あって非常に良かった

 

 

面霊気

前回と続き恨みを買っちゃってる二郎、榎木津礼二郎

漫画版だと怪盗猫招きの口上があってめちゃくちゃ良い!

「おのれ榎木津ぅ、謀ったな」に対しての「タラバガニだな」めちゃくちゃ好き

 

 

 

 

首折り男のための協奏曲/伊坂幸太郎

ずっと読もう読もうと思っていたのに、一回目は図書館に借りる手続きしたままミスって置いてってしまい(?)、二回目は普通に読み切れなくて(読もうとしてテーブルに置いていたのを忘れて違う本を読み始めた)

やっと読めた

 

結局中心は首が折られた死体の事件だけど色んな人が色んなことをしてお互いちょっとずつ関わりあってるやつ

あたしが好きなやつ

 

「僕の船」っていう章良かったなあ

 

あと作中で、クワガタを飼っている作家が仕事に飽きた時にクワガタの様子を見に行って、喧嘩とかしてたら負けてる方を救い出してバナナを上げたり、卑怯なやつを懲らしめたりしてるんだけど、

神様も実はずっと見てるんじゃなくて仕事に飽きたら見に来て見てる時は悪いやつに天罰をいい人にご褒美を与えてるんじゃないかなあ

みたいな話は面白いと思った

 

 

占星術殺人事件/島田荘司

六人の娘の体の一部六個を使って一人の女「アゾート」を作り上げる計画を書き残した男が密室で殺される。そしてその後その計画の通りに娘たちも殺され、体の一部が計画の通りに欠損して発見される。

男殺しは関係者全員にアリバイがあるし方法が分からない。

娘たち殺しは唯一動機がある男は既に殺されている。

この事件は四十年未解決のまま警察や素人探偵を悩ませた。

 

っていうのが御手洗潔の元に持ち込まれる、御手洗潔シリーズ一作目を読んでみましたよ

最初、男の手記から始まるのでよお分からんしアゾート…?何…?になっちゃって危うく読むのやめそうだったけど読んでよかった

 

ありがとう1度読み始めた本はどうあろうと必ず読み終える私

 

事件がリアルタイムで起きているのではなく、昔のを解いていくから基本的に会話文と残された手記からなんだけどめちゃくちゃ面白い

こんなの真相あるの?とか思っちゃったけど真相!!!!!!!!!!!!

関係ないけど行ったことある明治村が出てきて楽しかった

 

 

ネタバレ

ツイートしたんだけどおそ松さんの二次創作でこのトリック読んでた!!!!!!!!!!

5つの死体を1部欠損させてずらすことで六人に見せる手法!!!!!こんなのよく思いつくよ、ほんとに

 

 

↑これは読み終わったその日の感想ですが、日にちが経つ事に二次創作を見てない状態で読みたかったなって思った……

かなり好きな類に入る本だったのでこの結末をまっさらな状態で知りたかった…

 

 

 

マスカレード・ナイト/東野圭吾

マスカレード・ホテルシリーズの第3弾!

ある事件の犯人が大晦日の夜ホテルのパーティーに現れると匿名通報があって、刑事がホテルマンに変装してホテル潜入捜査!

 

このシリーズ好き、マスカレードホテルの映画も原作の雰囲気を壊してなくて好き

絶対外れないので読みました

面白かったです

事件自体とは関係なくホテルでの問題とかを華麗に解決してくホテルサービスの描写も好き

高級ホテルに泊まりたくなる

 

 

斜め屋敷の犯罪/島田荘司

続いて御手洗潔シリーズ2作目!!

 

お金持ちの人が建てた、斜めに傾いた館で、クリスマス・パーティが行われた夜密室殺人が起こる。

連続密室殺人ものです。

 

御手洗潔シリーズまだ手探りですけど、御手洗潔が人の名前覚えないでその場で思いついたやつで呼ぶのとか榎木津礼二郎を想起させるからこのままだと好きになっちゃう…

 

 

微ネタバレ感想

斜め屋敷ならではのトリックだね…

ずるいとまでは言わないけど絶対自力じゃ思いつかんかったなあ

 

 

 

 

 

少数精鋭の8月でしたね

 

占星術殺人事件、手元に置いておきたいからそのうち買いたいなあ

後半は毎日本読む時間取れるわけじゃ無さそうだったのでゆるゆると姑獲鳥の夏の二度読みをしていました

百鬼夜行シリーズで一番好きなのは魍魎の匣って再三言ってるけど、姑獲鳥は姑獲鳥でさすが一作目良いですね

 

再度おすすめして終わりにします

 

まず!私が今ハマっているのは京極夏彦百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)です!

一作目が姑獲鳥の夏です

二十ヶ月子供を身ごもり続ける産婦人科の娘、失踪した亭主…

大おすすめしておきます、そして何卒せめて魍魎の匣まで…読んで…

 

 

それじゃあまた9月!